何度も書き直した履歴書をようやく仕上げて、いよいよ面接の日。
今回面接を受けたのは、社長さんと従業員1人だけの、小さなマーケティング会社でした。
社長さんと従業員が1人だけという環境に、最初は少し緊張しました。でもそのぶん、人との距離が近くて、温かさがある職場でした。
面接は社長さんと一対一。
最初は緊張していたものの、話を聞いてくださる姿勢がとても穏やかで、少しずつ自分の言葉で話すことができました。
子育てで学んだこと、生活の中で身につけてきたこと。ブランクがあることも正直に伝えました。
そのとき、社長さんがふと言ってくださった言葉が、今も心に残っています。
「仕事のブランクはあっても、人生の先輩としてやっていってもらえると思っていますよ。」
思いがけない言葉に、少し驚いて、そして、ほっとしました。
ブランクを「足りないもの」として見るのではなく、「積み重ねてきた経験」として見てくださったことが、何より嬉しかった。
続く
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